先日話題の映画「アバター」を観てきました。
3次元映像は新鮮で評判通り迫力満点でした。
地球人である主人公ジェイクは宇宙空間のどこか、
地球によく似た衛星「パンドラ」に送り込まれます。
そこでジェイクは、
見かけがパンドラ星の先住民(ナヴィという)のような、
人造生命体である自身のアバターとの、
脳レベルでの交信を通じて、
パンドラ星で大活躍するという筋書き。
文字通り「アバター(仮想現実世界のもう一人の自分)」の物語です。
パンドラ星人ナヴィはまるで未来社会のインデイアンのようで、
周りの自然環境と調和し平和に暮らしています。
それに対して地球人は金儲けに毒された侵略者で、
平和なパンドラ星の文化の破壊者・環境破壊者として描かれています。
主人公ジェイクは始め地球人の先兵として、
パンドラ星人ナヴィのもとへ送り込まれるのですが、
ナヴィのリーダーの娘と恋いに落ち、
次第にナヴィの味方となって地球人に対して戦う側となり、
ついには地球人の侵略を食い止めるヒーローになるという物語。
そのストーリーは古典的ではあるものの、
アバター(仮想現実の住人)という今風の設定が妙にリアルで、
映像の美しさと迫力も相まって、
なかなか見応えのある映画でした。
ところで、今インターネットの世界では、
本当に自分自身の「アバター」を操って、
仮想世界でもうひとりの自分が生活して、
この現実世界の憂さを晴らしている若者が、
たくさんいるということを先日のテレビ放送で知りました。
いよいよもって現実と仮想現実の区別がつかない世界が、
もう目前に立ち現れようとしているのかと、
ちょっと認識を新たにしました