2021.05.10
昨年同様に、自粛モードのゴールデンウイークが明けました。
早くも一年が経った今日ですが、新型コロナ禍は変異株の流行のせいもあって、相変わらずどころか、ますます先行きが読めない状況が続きます。東京2020オリンピック・パラリンピックの開催日が、早3か月を切ってきた今日ですが、現在の感染状況がこのまま続くとなれば、残念ながら本当に開催困難になってきたと言わざるを得ません。
ところで、ゴールデンウイーク前の4月26日(月)には、例会のオンライン開催に合わせて、月例理事会もオンラインで開催させていただきました。ここにきて、各理事役員の皆様方も、オンラインの会議にスムースに対応できるようになってきたようで、いつもの通常理事会にもまして、活発な議論がなされました。本日は、当日の理事会案件の内、特に皆様の関心の高かった、「危機管理委員会の中間報告」につきまして、その概要の一端を、ご紹介させていただきます。
当日の理事会においては、「クラブ継続及び危機管理計画」という「理事会向けのたたき台案」が、危機管理委員会の山田委員長(現クラブ幹事)から中間報告されました。その内容は、「基本方針」「想定される危機及び被害」「危機及び被害への対策」「緊急時の体制、統括責任者、連絡網、危機管理体制」他に章立てされたもので、あらかじめ「当クラブの危機管理委員会」で周到に議論され、まとめられたものでした。
想定される危機としては、
1. 自然災害や感染症などの緊急事態
2. セクハラやパワハラなどのクラブ運営に関わるトラブル、
3. 情報セキュリテイ問題
に大別され、それぞれの危機に対する対応の在り方が報告されましたが、議論の過程
で、更に言えば、これら想定される危機は、大きく、自然的要因によるものと、社会的要因によるものに区分けされることが明確になってきました。
特にセクハラ・パワハラ問題は、近年いち早く、国際RC及び地区RCにおいて取り
上げられてきており、現時点において、地区RCにおいて、「危機管理」といえば、まずは「セクハラ・パワハラ問題」が念頭にあるようです。そして、この問題に関しては、現在、地区RCが一元的に危機管理対応をする方向で体制づくりがなされており、危機対応としての連絡網に関しては、マスコミ対応等も含めて、まずは地区委員会に一報を入れるようにと要請されています。
一方、いわゆる自然災害や情報セキュリテイ問題については、各クラブにその対応が任されているというのが現状のようです。したがって、それぞれの危機対応としての連絡網や危機管理体制については、現状では、自ずと違ったものになるのかもしれません。
いずれにしろ、この問題は、今後のクラブ運営にとって大きな課題であることは間違いなく、今後とも、あらゆる機会を通じて、クラブ会員各位の皆様のご意見やご提案を反映させていきたいと思っています。